3/23/2007

To Care

土曜日だけど、平日はご主人が仕事を休めない患者さんのテストのために誰もいない研究所へ行ってきました。

その患者さんは、脳梗塞後の障害がとても重症で、右半身不随はもちろん、どうがんばっても赤ちゃんが発するような意味のない音しか言えません。 
失語症は何種類かあるけれど、大きく分けると2つー言葉がうまくでてこなくても理解能力はほとんど障害なし、又は意味があまりない言葉・文をすらすら言う上に理解できない。
彼女の場合はどちらかというと前者なんだけれども、後者の要素もある。 というのは、わたしが説明することをあまりわからないからだ。 (他の患者さんがわかるようなことをわからないから、わたしの英語での説明力ではない。) 

彼女は2年前に脳梗塞でこういう状態になり、はっきり言って、2年このような状態のままだと今後向上はしないと思う。
で、ご主人はこの日、以前あったときよりもいらいらしていた。
わたしが出迎えに行ったときから かなりきついことばで彼女に叱咤していた。
ご主人に同情もするけれど、彼女がとてもかわいそうだった。
こんなにつらいなら死んだほうがましだと思ってるんじゃないだろうか。
それぐらい いろいろ言われていた。 どんなにそれがひどいと思っても、部外者のわたしは立ち入ることができない。 できるのは彼女を励ますくらい。

障害者を介護する大変さ。
20年以上連れ添った相手が突然不自由な身になり意思疎通ができなくなり、金銭的にも精神的にも健常者側の負担がぐっと大きくなる。
多くの場合は言語能力はある程度復活する。 でも、中には全然状態が変わらない人もいる。
認知力が衰えるだけで、植物状態ではないから、病院に入れておくわけもいかず、仕事をしながら世話をしなければいけない。
この夫婦をみて、改めて脳梗塞・くも膜下出血の恐ろしさを目にした。

結局、この患者さんは何回説明してもテストで何をするべきかがわからなかったから、ご主人もわたしも
あきらめて、前に進むことはやめた。

4 件のコメント:

Unknown さんのコメント...

この日記見て思ったんだけど、イライラするのも仕方ないけど、でも長年よりそってきた夫婦だから普通なら一生かけて看病してあげて。って思っちゃうけどね。

ある男の人が脳梗塞で倒れた時、誰もその人の言ってること理解できなかったけど、唯一その奥さんだけがその人が何を言ってるかわかる唯一の存在だったんだ。
その人が何を言いたいか、何をしたか。。。とかね。
その時、私は涙がでた。結婚するって本来こういうことなんだって。何があっても助けて、心まで通じてしまうような。。
あの時、奥さんはいつも以上に仕事をこなして、家事もして、それでも何よりその男のケアをした。

これはうちの両親の話なんだけどね。
でも、本当に涙がでるよ。これが夫婦なんだって思った時、私はいつかこんなことできるか不安になっちゃったけどね。

匿名 さんのコメント...

そうなんよねー もっと優しく励ましてって
思った。

あいちゃんのお母さんほんとうによくがんばったよね! あいちゃんもきっとお母様のような素晴らしい妻になれるはず!!!

匿名 さんのコメント...

いやいや、まだ自分が子供だから。。。

てか、何回もコメントのこそうとしたけど、アップロードされないときが何度も、、、

匿名 さんのコメント...

なんでうまくコメントを残せなかったんやろ。
グーグル(blogger.comの親)のせいだ!
いつもいつも、根気強くメッセージ残してくれてありがとう!