9/08/2011

《妊娠中回顧録》ものの準備 パート2

パート1からかなり時間が経ってしまいました。

二人いると朝6時から夜9時までほとんど自分の時間がなくて、9時ごろに二人が寝てしまったら翌日へのエネルギーを蓄えるために寝るモードの最近です。

さてさて、本題に入って、

口唇口蓋裂の哺乳瓶は、アメリカでは4種類市販されています。

しかし、そのうちの2つはかなり効率が悪いようで全然人気がなく、こども病院のカウンセラーに買って試すまでもないと言われました。

特徴は、吸う力が弱い赤ちゃんが歯茎で咬むだけでミルクがでてくるようになっていること。

よく使われている2種類のうち和輝がどちらを気に入るかわからなかったから、2つとも購入。

①ひとつは搾乳機で有名なMedela社が販売しているHaberman SpecialNeeds Feeder。
Habermanさんが発明して、アメリカではメデラ社が製造・流通権を握っているようです。
米国内のいろいろなオンラインストアで購入できます


②もうひとつは我が愛する母国、日本発、ピジョン社のP型。
ピジョンはアメリカには進出していないため、フィリップス社の医療器具部門で購入


ちなみに、哺乳瓶はwide neckでなければ直径がどれも統一されているようで、どちらの乳首部分もどの哺乳瓶にも合うようにできています。 例えば、Habermanをピジョンの哺乳瓶で、ピジョンのP型をAventの哺乳瓶で、とブランドが違っても合うので便利。


うちの子は、最初1ヶ月はピジョンでしたが、穴が小さくて、徐々に出てくる量が飲む量に追いつかなくなって、飲むのにかなり時間がかかるようになり、文句を言いだしたので、Habermanに変更。

Haberman乳首は向きによって流れ出る量を3段階で調節できるようになっているおもしろい工夫が。

現在はHabermanでごくごくよい飲みっぷり。
1ヵ月半頃から、一度に4オンス(約120ml)、2ヶ月の今は大抵6オンス(約180ml)飲まないと気がすまないよう。


③番外編として、外出中に、絞った母乳を持ってなかったり、粉ミルク用に水がなかったりするときは、液体ですでにできあがってるミルクが活躍。
こういうの日本にないらしいですね。 東日本大震災のときに、液体のミルクを被災地に!とがんばっていた欧米のお母さんたちがいて尊敬の眼差しでした。 でも、規制があったり、協力してくれる配送業者がなかなか見つからなかったみたいで大変そうでした。
2オンスか8オンスバージョンが売られてます

これにHabermanやピジョンP型口唇口蓋裂用の乳首をつけてもいいし、↓↓↓未熟児用の乳首の穴を少し切って大きくしたものを使用してもOK。 *未熟児用はゴムが薄いため、穴が適度にあいていると、吸わなくても咬むだけで出てくる。
上の写真の液体Similacの未熟児用乳首
咬んだら出るように、これの穴を医療用のはさみで大きめに切る


こども病院のカウンセラーに注意されるまで全く考えもしなかったんだけど、口蓋裂があると耳に液がたまりやすくなるから、飲ませるときに上体をできるだけ縦にして座った姿勢で飲ませないといけません。

これがなかなか大変です。 わたし背中痛いです。 厳密には、背中にある腕を支える筋肉の筋ひとつ。 夜中にすっごい眠たいボーっとした頭で世話するときは、落としたら大変だからカーシートに座らせて飲ませるときも。


そんなこんなで哺乳瓶の話でした。

3 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Yokoちゃん、いい情報提供をありがとう。そして、子育ては大変だと思うけどがんばってね!!

KMC さんのコメント...

カズくん、この頃本当によく飲むからほっぺも丸くなってきたし、元気一杯に育ってくれそうだよね。

ようこちゃん、いつもエリカに「手伝って」と声をかけてくれてどうもありがとう。感謝しています。

y 0 k 0 さんのコメント...

>匿名さん
いえいえ、誰かの役に立てればいいなと思って書いてます。 :D

>KMCさん
お腹もかなりふくらんできたし、いい調子ですよね。 エリカちゃん、いつもミルクあげたそうに見てるし、私も休憩したいから助かってます!