8/14/2012

口唇口蓋裂っ子の言語療法に関する本

以前、うちの子がEarly Interventionの審査を受けたけれど、自己負担額が高いため様子見&専門書を読んでみるということを書きました。

あれからさっそく購入したのが、Therapy Techniques for Cleft Palate Speech and Related Disorders
数冊候補の中で、購入者の感想を読む限り、一番素人にわかりやすそうでした。

まだ半分くらいしか読めてないんだけど、Feeding and Oral-Motor Skills(摂食と口腔筋肉)と題された短いパラグラフもあり、今一番気になっていた、Oral-Motorの訓練についても言及が。

要約すると、「舌の動きなど、口の中の動きを要素に分けて訓練するものであり、話すときの総合的な口の動きや呼吸の際の口腔活動を無視しているものであり、推奨しない。」

「その代わり、音を的確に出せていない乳幼児は、的確に発音することに重点を置いた"articulation therapy"を受けるべきだ。」

と書いてあり、この著者の意見では、口の中の筋肉運動を向上するためだけの訓練するのは勧めておらず、吸う力がいまいちだからと、セラピーを受けることにしなくてよかったんだと安堵。

家に審査に来たセラピスト二人のうち、一人は言語療法士だったけど、こういうことは一切アドバイスくれなかったから、たぶんあの人、口唇口蓋裂のこどもはほとんど請け負ったことないのかも。

しかも、親のわたしが吸う力の心配をしていると話しただけで、審査に来たセラピストは実際にどれくらいのものか全然確認していないから、審査の判定が的確か不明だし。
わたしも気が利かなかったけど、セラピストさんたち、「実際にストローカップで何か飲ませて見せて」って言うべき!

その他、今後気をつけておいたほうがいい音の種類や、多岐に渡るセラピー方法が書いてあり、内容の割にけっこう薄い本なのでお勧め。

今度は日本語の関連書を探そうかな。

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