7/19/2011

《妊娠中回顧録》診断された日

あれは、20週目の超音波検査の日。

20週目で性別がわかり、発育を確認して、通常なら、アメリカではこれで産むまで超音波はありません。 (予定日より大幅に遅れたらもう一度ある場合も)
超音波技師の人が計測し終わり、ドクターが部屋に入ってきました。

「順調に育ってますが、Cleft LipとPalateです。」

「手術できれいになおるから、それほど心配しないように。」

と言って3Dの超音波でみせてくれました。

見せられてもなんか実感がわかなかったけれど、ショックを受けるどころか、

「なんだ、手術や治療できれいになって、普通の人間として人生を送れるならそれで本当によかった。」

って自分でも驚くぐらい前向きな自分がいた。

エリックはすっごい深刻な顔してたけど、わたしは全然悲しくも心配にもならなかった。
だって、命に別状はないから。

ドクターがすぐにフィラデルフィアこども病院の口唇口蓋裂チームに連絡してくれて、その日のうちにもっと詳しい検査について連絡が来るとのこと。

わたしは、家に帰る車の中でも、何回も何回も「ほんとうによかった」と胸をなでおろした。
それでも、 なんで自分の子がそうなってしまったのかと問う自分もいた。

家に帰ってから日本語の訳を調べてみたら、「口唇口蓋裂」とまぁ激しい漢字がならんでいてびっくり。

口唇口蓋裂のことを調べているうちに、こども病院から連絡があり、MRI、超音波(身体全体の詳細&心臓をさらに細かく)等を含めた検査の日にちがさっそく決まりました。

これからもっと強い人間にならなければならないと思った日でした。

4 件のコメント:

さとこ さんのコメント...

どうするだろう自分だったら・・・って
考えたとき、やっぱり「うん、治るやん」って思えるかもしれない。
でもすぐにそう思って前を向けるかどうかはわからない。
ようこちゃんは強いなー!でも心配にもなっただろうし、不安な時もあっただろうけど。
かずくんにこないだ会えてよかったー!
新生児ってこんなに小さかったっけ!?って、びっくりしたよ!
ひろくんがすっかりお兄ちゃんで、エリック氏はほんとにいいパパで
英語うまく喋れないからちゃんとお話できなかったけど
かずくんもエリックに抱かれて幸せそうにフニャフニャ泣いてて
かわいかったよ~~。

y 0 k 0 さんのコメント...

>さとこちん
うちはさ、エリックが繊細やから、わたしがどーんと構えとかな家庭崩壊になりそうになるから、わたしができるだけ楽観的に何でも受け止めるようにしてるねん。

新生児ってあんなにふにゃふにゃだったとは、私も忘れてたよ! それが、ひろとみたいな石頭になるんだからねー。 人間の成長ってすごいわ。

masefu さんのコメント...

ようこちゃんのエリック解説が面白い。。。それはさておき、出産前から色々あってんなぁ。お疲れ様<(_ _)>
ようこちゃんが立派な肝っ玉母さんになっていく様子を垣間見れてうれしいよ~☆

y 0 k 0 さんのコメント...

>ませふはん
今回は出産前から病院通いが多かったわ。 お疲れわたし。
必要以上に心配しとったら自分の寿命縮みそうやから、できるだけ楽観的に生きようとしてますのよん。 エリックにはいつも「あなたは何でもかんでも心配しすぎて疲れるでしょう。 かわいそうね~」と他人事のように言っております。(鬼嫁 フフ)