高速道路

アメリカには有料と無料高速道路があり、９０％が無料と言っても過言ではないだろう。
アメリカ大陸を横断するのに、下調べすればおそらく料金所を通らずに移動できちゃうはず。

そんなアメリカの無料高速道で、２ヶ月ほど前に、エリックが大きめの木の破片（トラックの荷台から落下と思われる）でタイヤをパンク＆タイヤを支える部品も損傷してしまってから、「やっぱり有料道路の方が落下物がなくてきれいだ」と何度も言っている。

今日はそれをもろ実感した出来事が。
いつも走り慣れた無料高速道で買い物から帰宅途中、前のトラックが左車線へ突然カーブを描くかのような、何かをよけた動きをとり、なんだろうと思った瞬間目の前にはバカでかいトラックのタイヤが・・・

こういう表面がむけたやつ

車間距離も普通にとってあり、真ん中の車線にいたけれど、右か左に車線変更するための左右確認をする時間もないくらい突然の出来事だったので、瞬時に頭をよぎったのは・・・
「他の人・車を巻き込むよりは、自分の車だけ壊れる方がよっぽどよい」
「金属の塊じゃなくて、ゴムだから、車が壊れても程度は軽い方だろう」
「よし、このまままっすぐタイヤの上を走るしかない！」

で、覚悟を決めて車の左側がタイヤの上を走ったとき、バツン！とタイヤが車体の左側真ん中部分を平手打ちしたような音が・・・
トホホ　

家に着くまでの10分がどれだけ長く感じたか。
いつ車が止まってもおかしくない状態にもうガクガク。
家に帰ってもしばらくガクガク。
でも、無事に帰宅できてほんとうに幸運でした。
こども二人乗せてるときの車のトラブルだけは勘弁。

家で車の下を覗いてみると、何も液体は漏れてなく、どうもどこにも亀裂は入ってない様子。
でも車体下部に、タイヤのこすり傷が少々。　ペンキもはげてた（涙）
今度オイルチェンジに行ったときにでも一応点検してもらうけど、車は大丈夫そうでほっとした。

エリックによると、トラックのタイヤは金属のストリップも含まれているということで、危険大！

で、数日前に有料道路を使ったときのことを思い出し、確かに、タイヤの切れ端やトラックからの落下物が全然なかった。
どうも有料道路の方が、お金とってるだけあって見回りの頻度が多い模様。
それに、お金払うドライバーはもっと責任感があってちゃんとメインテナンスしてるから、元々タイヤの切れ端や落下物が少ないんだろう。

わたしがよく使うジャージーの高速は、無料と有料がほぼ並行に走っており、これに懲りて、しばらくは有料を使おうと決意。
今日の出来事は、事故に会うときの「あーやぱい！」という気持ちがよーくわかった冷や汗ものの一件でした。

みなさん、高速道路の落下物には気をつけて。　　打ち所が悪ければほんと恐いから。