3/24/2014

リロケーション(会社の異動)で家を売る手続き

もう家を売りに出してオファーが来たのを書いたので、話が前後してしまうけど、
ここでリロケーションで家を売る手続きの覚書。

ここで書くのは、あくまでもうちの夫の会社の場合です。

1a)リロ会社が提携している不動産エージェント二人を私が面接。
1b)エージェントはまず家の写真を撮ったあと、いろいろな資料を見せて私に売り込み。 
面接の後、家の状態や希望売却価格を細かく書いたレポートをまとめ、リロ会社に提出する。

2a)私が、二人のうちの一人に決める。 二人とも嫌な場合は他の人を紹介してもらう。
2b)リロ会社が、落ちた一人に断りの連絡をいれてくれる。

リロ会社がエージェントを指定する理由は、リロケーションというのはいろいろな手続き・書類が絡んで煩雑なので、エージェントは一通りの手続き・規定を知っておかなければならないのです。

提携することで、
エージェント: 自分でクライアントを探さなくても舞い込んでくる。 しかし、クライアントの家が売れた、又はクライアントが家を買った際は、リロ会社に紹介料を支払う。
私たち: 提携エージェントを使うことで、ポリシーを一から説明する必要なし。  そして、家に関する福利厚生が使える・もらえる。 ネットワーク外のエージェントを使うと、リロ会社は家の売買に関する手続きはしてくれません。

3)決めたエージェントと、Listing Agreement、Broker Exclusion Formに署名をする。
注)私たちが署名をするのはこの2つの書類だけ。←これものすごい重要。
オファーが来て購入者が決まると、リロ会社が売主になります。
 
4)すぐに家の写真撮影。 ものすごい片付けました。 特にキッチン。
コーヒーメーカーとか必需品が少しはカウンターの上にあった方が住んでる感じが出ていいのかと思いきや、全てのけました。 他の部屋はソファやベッドなどの基本的な家具だけで、細かいものも全て隠しました。(クローゼットぱんぱん) 高級カメラを使うと写りが全然違います。 カメラマンのお兄さんがものすごいきれいに撮ってくれました。

5)翌日にはRealtor.comをはじめ、不動産サイトに掲載!
6)家を見るアポイントメントが入る。
7)オファーが来る!
うちはラッキーなことに売りに出して1週間で2つもオファーが来ましたが、これはかなり稀な例で、早くて1ヶ月、通常3-4ヶ月はオファーが来ないの覚悟です。
ちなみに、安売りしようとしたわけでなく、逆に強気な価格に設定しました。

8)価格やもろもろの交渉。 この交渉は私たちに決定権あり。

9)相手が納得して書類にサインして見事契約成立。 「Under contract」状態に。
2件同時にオファーが来たこともあり、うちのエージェントが上手に交渉してくれて、満足のいく価格に行き着きました。


10)買い手がHome Inspection(家の検査)を行う。 
通常、自分たちで修理できるところはして、お金を払った方がいいものはclosingのconsession(クレジット)として処理します。  

うちの場合、検査の結果、不動産歴25年のうちのエージェントもびっくりする長いリクエストがバイヤーから来ました。 築たった9年で、私たちが4年間でいろいろアップグレードしたし、ものすごい良い状態の家なのに、です。
そのリクエストの95%がいたって普通のメインテナンスに関する点や、「ドアが閉まりにくい」という全く身に覚えのないリクエストだったので、正直笑ってしまいました。 通常要求しないことが多過ぎたので、うちのエージェントは、相手の若いエージェントを「教育しないといけないわ」とちょっとイラっとしてました。w  
挙句の果てに、問題のないdeckを専門業者に見てもらうと言い出し、私たち夫婦は、「こんな基本的なことをいろいろ要求してくるんだったら、他のバイヤーを探す」という宣戦布告をしました。 そして、マーケットにもう一度出したら、数日でまた1組オファーを出したい人が出てきました。

結局、deckには何も問題なく(ホレ言ったこっちゃない)、数あるリクエストの中、地下の水道管が微々たる程度漏れていたのでそれを修理するのに500ドル(約5万円)をconcessionであげました。
それで相手は納得したので、一安心。  恐らく、私たちが新しい買い手を探し始めたからビビッたのでしょう。 不動産って心理ゲームね。

その他、Carpenter Bee(クマバチ)がdeckに穴をつくっていたので、退治するために害虫業者に自腹で150ドル支払いました。 クマバチは、人を刺したり、家の構造に危害を加えるものではないから、厳密には害虫じゃないんだけど、ニュージャージー州でクマバチは害虫検査にひっかかる1種。で、これをパスしないと買い手のローン会社が事を進めてくれず、私たちも家を売ることができません。 この経費は会社に負担してもらえず、しょうがなく自腹。 1万5千円で済んでよかったわ。

11)リロ会社が家を買い取る。

12)リロ会社と私たちのエージェントがClosingまで全てを行い、私たちは後は何もすることなし!

☆一定期間内に契約成立したので会社からご褒美ボーナスももらえます! ブラボー!


転勤する可能性がある人はいい家を買っておいた方がいいということですな。



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